真田幸村のゆるい伝記 第6話 windowsの操作

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前回、幸村は人質として新潟県に行きました。そのつづきです。


ここは新潟県。

幸村と友人は戦国大名Uの城に到着した。

戦国大名Uが姿をあらわした。

戦国大名U「やぁやぁやぁ。どうもどうも」

幸村「ど、どうも」

友人「こんにちは」

戦国大名U「きみたち2人はこれから僕の人質ね」

幸村「は、はい。よろしくお願いします」

戦国大名U「じゃ、部屋に荷物置いたらここに集合して。食堂や売店の場所、案内するから」

幸村「え?」

戦国大名U「『え?』ってなにさ」

幸村「僕たち、人質ですよね?」

戦国大名U「そうだよ」

幸村「それなのに食堂とか売店とかウロウロしていいんですか?」

戦国大名U「いいよ」

幸村「人質って、牢屋に入ってポツ――ンなイメージなんですけど」

戦国大名U「そんなの今どき古いよ」

幸村「そうなんですか…。よかった」

戦国大名U「給料もで出るし」

幸村「は?」

戦国大名U「給料」

幸村「僕に?」

戦国大名U「うん」

幸村「僕、人質なのに給料もらえるんすか?」

戦国大名U「うん」

幸村「すごいっすね。新潟県」

幸村は1,000貫の扶持(給料)をもらうなど、人質としてはかなり優遇された。

戦国大名U「そのかわり…」

幸村「はい」

戦国大名U「厳しい規則もあるから」

幸村「え、例えばどんな?」

戦国大名U「この紙に書いてあるから、あとで読んどいて」

幸村「わかりました」

そして。

城内の案内がひととおり終った。

戦国大名U「これで城内をひととおり案内したよ」

幸村「ありがとうございました」

友人「ありがとうございました」

戦国大名U「じゃ、ゆっくりと人質ライフを満喫したまえ。僕はちょっと…」

幸村「お出掛けですか?」

戦国大名U「うん。サルさんのところに行ってペコペコしてくる」

幸村「サルさんって?」

戦国大名U「最近、天下をとった武将だよ」

幸村「天下を!?」

戦国大名U「うん」

幸村「てことは、かなり強いんですか?」

戦国大名U「強いね~。かなり強い。だから僕もわざわざペコペコしに行くってわけさ」

幸村「ふうん」

戦国大名U「それじゃ、行ってきます」

幸村「いってらっしゃい」

戦国大名Uは去った。

残った幸村と友人の会話。

幸村「いい人っぽいね。戦国大名Uさん」

友人「うん」

幸村「楽しい人質生活になりそう」

幸村のケータイが鳴った。

幸村「もしもし」

父親「お父さんだよ」

幸村「ああ、お父さん」

父親「おまえが人質になってくれたおかげで、わがファミリーは戦国大名Uさんの後ろ盾を得ることができたよ。ありがとう」

幸村「よかった」

父親「Uさんはたっぷり軍資金までくれてね」

幸村「すごいね!」

父親「お父さんはそれでパソコンを買ったよ」

幸村「武器や馬を買ってよ…」

父親「すでにインターネッツにも接続した」

幸村「インターネットはひとつだよ」

父親「このように時代の最先端を駆け抜けているお父さんだが、ひとつ問題が発生してね」

幸村「問題?」

父親「パソコンの電源を切るときって、どうするんだっけ?」

幸村「ウィンドウズ?」

父親「ウィンドウズ」

幸村「じゃあね、画面の左下に『スタート』っていうボタンがあるから、まずそこをクリックして…」

父親「いやいやいや。違う違う」

幸村「なに?」

父親「スタートじゃなくて、終了したいんだ」

幸村「だから、終了するにはまず『スタート』ボタンをクリックして…」

父親「違うんだ。わかってくれ息子よ。お父さんはスタートしたいんじゃない。終了したいんだ」

幸村「だから『スタート』ボタンを押すと終了できるんだよ」

父親「……? とんち問題か?」

幸村「違うよ」

父親「とにかく電話じゃ話が見えない。こっちに来てくれ」

幸村「無理だよ」

父親「なんで」

幸村「だっておれ人質だもん」

父親「コッソリ抜け出せばわからないしょ」

幸村「でも…」

父親「で、用事が終ったらまたコッソリ帰ればいい」

幸村「でもさぁ、もし見つかったら…」

父親「いま見張られてるの?」

幸村「いや、Uさんは外出中だけど…」

父親「それは好都合だね。じゃ、待ってるから♪」

ガチャン。

電話は切れた。

幸村「……」

行くべきか、行かざるべきか。この決断で幸村の運命は大きく変わる。

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